今回やってきたのは愛知県半田市の矢勝川堤です!
半田市は童話「ごんぎつね」で有名な新実南吉の生まれ育った場所。
この矢勝川のほとりに「新実南吉記念館」があります。
そしてこの矢勝川は「ごんぎつね」にも登場する、「ひがん花が赤い布のように咲いている」という表現にちなんで彼岸花を地域の方たちが植栽したものだそうです。
まさに童話の中のような光景です。
この時、すでに見ごろは過ぎてしまっていましたが、それでも真っ赤な彼岸花の風景は圧巻でした。
彼岸花といえば赤ですが、白い彼岸花も。
線香花火がパチパチと弾けるような花ですね。
他にも黄色い花も。
彼岸花・・・なのかな?
はじめて見る色とりどりの彼岸花です。
でもやっぱり、彼岸花といえばこの強烈な赤い色。
力強さというか、生命力を感じさせますよね。
「ごんぎつね」の舞台のプレート。
南吉が見た、光景に思いを馳せてみるのもこれまた一興。
童話「ごんぎつね」は、南吉が弱冠18歳で執筆した児童文学。
では、「ごんぎつね」のあらすじをば・・・。
いたずら好きな子狐のごんは、兵十が捕ったうなぎを逃がすといういたずらをしてしまいます。
それは、兵十が病気の母のために捕ったうなぎでした。
兵十の母は亡くなってしまい、後悔したごんは兵十の家に届け物をするようになります。
兵十はごんの供え物を神様からの贈り物と思い始めます。
ごんはそれを悔しく思いながらも供え物を続けていきます。
ある日、家先でごんの姿を見た兵十は、またいたずらをしに来たに違いないと思い、ごんを鉄砲で撃ち殺してしまいます。
ですがその時に兵十は届け物をしていたのがごんだったと気付くのでした。
国語の教科書にも載っている有名なお話。
どことなく彼岸花の力強い赤い色と、大きく開いてはじけ飛んで行ってしまうような切なさが感じられますね。
そもそも「彼岸」というのは昼と夜の時間が同じになる春分・秋分の時期に極楽浄土を想う信仰のための行事だそうです。
今年は毎年行われるお祭り行事も中止ということで若干さみしくもありますが、過ぎていく季節を感じながら花を眺めるのは素敵なことだな~と感じました。
毎年、9月下旬ごろが見ごろだそうです。
矢勝川の彼岸花 (新実南吉記念館)
愛知県半田市岩滑西町1-10-1
0569-26-4888
開館時間 9:30~17:30
休館日(公式サイト参照)
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